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【テクニカル解説】RSI


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RSIは全体の変動幅に対して、どの程度上昇したかを見極める場合に用い、相場の過熱感(買われ過ぎ、売られ過ぎ)を判断します。全体の相場変動(上昇幅+下落幅)に対して、上昇幅がどの程度占めているかを表しています。期間中、毎日連続して上昇すれば100%、連続して下落すれば0%になります。また、70%~100%:買いが優勢⇒上昇トレンド⇒買われ過ぎ。50%:中立。0%~30%:売りが優勢⇒下落トレンド⇒ 売られ過ぎと一般的には見られています。

【買いシグナル】
・30%以下で推移していたRSIが30%を上抜いてきた時
・強気の乖離(ブリッシュ・ダイバージェンス Bullish divergence)
価格が下落し、安値を更新したにも関わらず、RSIは安値下回らなかった時
・フェイラー・スウィングズ(failure swings)
上昇トレンドで、RSIが40%以下に落ちた後、すぐに反発した時

【売りシグナル】
・70%以上で推移していたRSIが70%を下抜いてきた時
・弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス Bearish divergence)
価格が上昇し、高値を更新したにも関わらず、RSIが高値を上回らなかった時
・フェイラー・スウィングズ(failure swings)
下落トレンドで、RSIが60%以上に上がった後、すぐに反落した時

RSIは基本的には逆張り時に使われるテクニカル分析でありますので、ドル円などのレンジ相場となった時に威力を発揮するものです。また、ポンド円などでもトレンドを形成した後に反転するタイミングを計る場合には使われることがあり、トレンド分析とともに合わせて持っておきたい分析法だと思います。

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【テクニカル解説】ストキャスティクス


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ストキャスティクスは現在の相場水準が、一定期間の変動幅の中でどの程度の強さ・弱さ(売られ過ぎ・買われ過ぎ)なのかを見極めるために用いられるテクニカル分析です。数値が0~100%の範囲で動き、値段が上昇すれば数値が高くなり、値段が下がれば数値も低くなります。移動平均線のように%K・%Dを使って表記します。通常は%Kが9日間、%Dが3日間で表記されることが多いです。

■ファスト・ストキャスティクス
【買い時】
%K・%D共に20%以下の時に、%Kが%Dを下から上抜いた時

【売りシグナル】
・%K・%D共に80%以上の時に、%Kが%Dを上から下抜いた時

■スロー・ストキャスティクス (Slow Stochastic)
【買いシグナル】
・%D・スロー%D共に20%以下の時に、%Dがスロー%Dを下から上抜いた時
・逆行現象:強気の乖離(ブリッシュ・ダイバージェンスBullish Divergence)
⇒下落トレンド終焉示唆
価格は下落しているものの、ストキャスティックが上昇に転じている場合

【売りシグナル】
・%D・スロー%D共に80%以上の時に、%Dがスロー%Dを上から下抜いた時
・逆行現象:弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンスBearish Divergence)
⇒上昇トレンド終焉示唆
価格は上昇しているものの、ストキャスティックが下落に転じている場合

ストキャスティクスはレンジ相場内での動向を確認するためには有効となりますが、トレンドがついてしまうと使いにくいテクニカル分析なのでポンド円でも揉み合い時や、ドル円などのレンジ相場となりやすい通貨ペアを選んで活用すると良いようです。

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【テクニカル解説】ボリンジャーバンド


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ジョン・ボリンジャー氏(John Bollinger:ボリンジャー・キャピタル・マネージメント創立者)が1980年代前半に考案したテクニカル分析で、相場変動は移動平均線を中心とする変動幅に収まる確率が高いという考え方から、上・下に放れた場合は異常値であり、長続きせずに移動平均線付近に収斂するとした考え方から作られたものです。

上部バンド    :単純移動平均線+2標準偏差(σ)
単純移動平均線(MA):過去N日間の移動平均線(通常20日間移動平均線)
下部バンド    :単純移動平均線-2標準偏差(σ)
標準偏差(σシグマ:Standard deviation):ボラティリティー(volatility予想変動率)

過去の相場変動から将来の相場変動を推定
「過去の価格変動が移動平均に対して、±1σの範囲内に収まる確率が68.27%、±2σの範囲内に収まる確率が95.45%、±3σの範囲内に収まる確率が99.73%だったことで、将来の価格変動もこの範囲内に収まる可能性が高いと推定します。そして、バンドから放れた場合、異常な値なので長続きしないとみなします。」

つまり、価格が上部バンドと交差した時に売り、下部バンドと交差した時に買うという平均値への回帰を前提とした逆張りがメインのトレード手法となります。例えば、買いで勝負する場合、価格が2標準偏差を超える所まで突っ込めば過去からみて「異常な価格」となりますので、このポイントで買いを仕掛けます。

しかし、ボリンジャー氏はこのような逆張りではなく流れに沿った順張りを推奨しています。その順張りの手法とは、ボラティリティ・ブレイクアウトと言われており、収縮していたバンド幅が拡大し始めて価格が2標準偏差の外で引けたら、そのブレイクした方向で勝負するというものです。

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【テクニカル解説】移動平均線


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※チャートはLIONFXを使用しています。

移動平均線は過去の一定期間のレートの平均値をチャートにしたものです。10日間移動平均線は、過去10日間の終値の平均値、10週間移動平均線は、過去10週間の終値の平均値、10年間移動平均線は、過去10年間の終値の平均値です。

例えば、第1日目が10円で、毎日10円ずつ上昇している相場があるとします。
10日目は、100円になりますから、10日移動平均線は、(10+20+30+40+50+60+70+80+90+100)÷10日=55円です。
11日目は、110円になりますから、10日移動平均線は、(20+30+40+50+60+70+80+90+100+110)÷10日=65円です。

特徴としましては、買いの場合は価格が移動平均線を上回っている場合は平均的な買い方に含み益が発生している。価格が移動平均線を下回っている場合は平均的な買い方に含み損が発生していると認識する事ができます。つまり、投資家心理として買っている値位置が移動平均線の下であれば不安に駆られて売ってしまいやすいと判断できますし、逆に値位置が移動平均線の上にある場合は余裕があるため衝動的な売買をしにくい心理が働きやすいです。

また、短期の移動平均線は短期的なトレンドを表し、長期の移動平均線は長期的なトレンドを表します。大きな価格変動が起きた場合、短期の移動平均線はすぐに反応できますが、長期の移動平均線はすぐに反応できません。このため、短期と中期と長期の移動平均線を組み合わせる事で、トレンドの方向性や転換を見極めることができます。

使い方のポイントとしては、大局的に相場がどの方向に進んでいるのかを確認する上で移動平均線の位置や向きを把握しておく必要があると思います。また、節目と言われる支持線やレジスタンスとなる場合が多く、移動平均線と値段の関係を把握する事でストップのつけ方が上手になると思います。

■ グランビルの法則

【買いシグナル】
①中・長期線が下降の後、横ばいか上昇傾向にある時、短・中期線が、中・長期線を下から上に突き抜けた場合(※ゴールデン・クロスといいます)
②中・長期線が上昇し続けている時、短・中期線が、中・長期線の下に下降した時
③短・中期線が上昇し続けている中・長期線の上にあり、中・長期線に向かって下降したが、突き抜けず再び上昇した場合
④短・中期線が下落し、下落している中・長期線から下に大きく乖離した時

【売りシグナル】
⑤中・長期線が上昇の後、横ばいか下落している時に、短・中期線が中・長期線を下に突き抜けた時(※デッド・クロス、といいます)
⑥中・長期線が下降し続けている時、短・中期線が、中・長期線の上に上昇した時
⑦短・中期線が下降し続けている中・長期線の下にあり、中・長期線に向かって上昇したが、突き抜けず再び下落した場合
⑧短・中期線が上昇し、上昇している中・長期線から上に大きく乖離した時

上のパターンはグランビルの法則と言われて、移動平均線の癖というべきものです。チャートには人間心理を明確化する力がありますので、この法則も人間心理をチャートにしたもので比較的良く使われてパフォーマンスも良いようです。

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