≪9月1週目≫大塚亮の来週へのテクニカル

テクニカル分析を中心に相場を分析しております。分析手法の詳細は下に記してありますので、ご参考ください。
基本的にはドル/円と豪ドル/円の日足分析を行います。以後よろしくお願いいたします。

ドル/円の日足ですが、バンドの中心線を挟んでの動きで±1σが意識されての動きとなっています。
狭いレンジであり、エネルギーの蓄積が意識されていますが、方向感は見えにくい所です。

現状はバンドの中心線である97.65円が意識されそうです。RCI短期線は短期線が天井打ちから下落しており、目先の方向感は下向きとなっています。
下値余地を残しての動きであり、上値の重さが意識される動きとなりそうです。
一方、中期線は上昇基調を継続しており、中長期的には買い優勢の局面となっています。
短期線の底打ちが意識されたら上値を追いやすい形となりそうです。
目先上値を抑えられるものの、短期線が底打ちすれば一気に上昇といった動きになりやすいところです。
そうなった場合はバンドの上限である99円前後の水準が意識されるでしょう。

バンド幅はゆるやかに拡大しているものの、バンドの上限が横ばいとなっており、急激な動きにはなりにくいところとなっています。バンドの下限から戻してきているだけに、まだ調整が入ってもおかしくはないでしょう。

バンドの中心線である88.32円が上値として意識されそうです。
RCI短期線は底打ち気配があるものの、上昇の勢いが無いところが気になる所です。
再度下落といった動きになったらバンドの下限である86.59円が意識されるでしょう。
RCI中期線はゆるやかに上昇となっていますが、ほぼ横ばいであり、下値を支えきれるかに疑問が残ることも事実です。
まだ上値余地は残るものの、バンドの中心線前後の水準では抑えられる可能性が高いでしょう。
戻り売りからバンドの下限までの下落を狙う局面となっているのではないでしょうか。
《分析手法》
ボリンジャーバンドとRCIを使用しています。ボリンジャーバンドは中心線を単純20日移動平均とし、上限を2σ、下限を-2σ、上下限での反発を基本としていますが、バンド幅の拡大局面におけるバンドブレイクには順張り対応をしています。また、RCIにおいては短期線を9日、中期線を26日とし、長期線を使用していません。RCIはオシレーター系指標とされていますが、RCIの方向感を見ることでトレンドの流れを掴むものとしての利用を主に行なっています。
《文責》
株式会社コンシェルジュ 大塚亮
《注意事項》
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