PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

≪10月4週目≫大塚亮の来週へのテクニカル

皆様、こんにちは、株式会社コンシェルジュの大塚です。それでは、さっそく10月21日の週の分析を行っていきたいと思います。

ドル/円の日足ですが、バンドの中心線を挟んでの動きとなっています。バンド幅の縮小を背景に、方向感の見えにくい状況となっています。
目先はバンドの中心線をブレイクしての動きとなっているだけに、さらに下値を追う可能性もありそうです。
今回は1σで抑えられていることを考えると、目標としては-1σということになるかもしれません。
ただ、バンドの下限は直近の安値水準にあることもあり、そこまで下洛する可能性が高いのではないかと見ています。

20131021usd.png

価格としては96.67円となっています。RCI短期線は天井打ちから下落となっています。
下落の勢いは強いものの、下値余地は十分に残っています。
一方、中期線は底打ちから上昇基調となっています。まだ上昇の勢いは弱いものの中長期的には下値は支えられるのではないでしょうか。
バンドの下限まで下落して、そこで支えられて再度上昇といった動きを予想しています。


一方、豪ドル/円は、バンドの上限を意識しての動きとなっています。
バンドの下限が緩やかな下落となっており、まだバンドブレイクからバンドウォークといった動きとなるのかは不透明な状況ですが、可能性を残しています。

20131021aud.png

バンドの下限の下落基調が強まれば、一気に上昇圧力が高まり、上値が見えにくくなります。
一方、バンドの下限が上昇に転じた場合は調整の動きが強まるでしょう。
そうなった場合はバンドの中心線を意識しての動きとなるでしょう。
価格としては92.56円前後の水準です。RCI短期線は高値圏での横ばいの動きです。
これが現状の動きを維持することが出来るかどうかに注目が集まります。天井打ちとなった場合は調整が入るでしょう。一方、中期線は上昇基調となっており、中長期的には買い優勢の状況です。仮に調整の動きが入っても、下値では支えられる動きとなるでしょう。





《分析手法》
ボリンジャーバンドとRCIを使用しています。ボリンジャーバンドは中心線を単純20日移動平均とし、上限を2σ、下限を-2σ、上下限での反発を基本としていますが、バンド幅の拡大局面におけるバンドブレイクには順張り対応をしています。また、RCIにおいては短期線を9日、中期線を26日とし、長期線を使用していません。RCIはオシレーター系指標とされていますが、RCIの方向感を見ることでトレンドの流れを掴むものとしての利用を主に行なっています。

《文責》
株式会社コンシェルジュ 大塚亮

《注意事項》
FXの取引は損益の生じる取引です。FX等取引を行う際にはお客様自身の自己責任でお願い致します。

| 大塚亮 | 08:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

FX係長 FX係長