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≪10月5週目≫大塚亮の来週へのテクニカル

皆様、こんにちは、株式会社コンシェルジュの大塚です。それでは、さっそく10月28日の週の分析を行っていきたいと思います。


ドル/円の日足ですが、バンドの中心線を挟んでの動きが継続しています。
方向感の見えにくい状況ではありますが、上値を抑える動きから、目先は-1σが意識されての動きとなっています。
ここからバンドの下限まで下落となるかどうかに注目です。
バンド幅は縮小傾向にあることから、市場にはエネルギーが蓄積されているものの、上下どちらにブレイクするかは目先はっきりとしない状況です。
RCIで見ると、短期線は下落して下値圏に入っています。底打ちの気配も見えますが、現状では上昇とはなっていません。

20131028usd.png


一方、中期線は底打ちからの上昇基調が一時腰折れしましたが、再度持ち直しての動きとなっています。
これがはっきりとした上昇となるのであれば、中長期的には下値を支える動きとなるでしょう。
ただ、現状の動きから考えると、一時的にはバンドの下限まで下落し、そこで支えられての動きとなるのではないでしょうか。
ちなみに現状のバンドの下限は96.62円前後の水準となっています。



一方、豪ドル/円は、バンドの上限から中心線まで調整の入る動きとなっています。ヒゲでは中心線にタッチしています。ここで支えられるかどうかに注目が集まります。バンドの上下限・中心線は緩やかに上昇基調となっており、上昇トレンドが意識されていますが、上限の動きがそろそろ下落に転じるのではないかと見ています。そうなれば、バンド幅の縮小が意識され、大きな動きにはなりにくくなっていくでしょう。

20131028aud.png

RCIで見ると、短期線は天井打ちからの下落局面となっています。
下落余地は残るものの、下落の勢いが強いため、後1~2本で下値圏に入るでしょう。
そこから底打ちすることが出来るかどうかに注目が集まります。
一方、中期線は上昇基調となっており、高値圏に入っています。
これが即座に転換する可能性は低く、そう考えると中長期的には買い優勢の状況ということができるでしょう
。バンドの中心線である92.98円前後の水準で支えられて、再度上限を目指す動きになるのではないでしょうか。





《分析手法》
ボリンジャーバンドとRCIを使用しています。ボリンジャーバンドは中心線を単純20日移動平均とし、上限を2σ、下限を-2σ、上下限での反発を基本としていますが、バンド幅の拡大局面におけるバンドブレイクには順張り対応をしています。また、RCIにおいては短期線を9日、中期線を26日とし、長期線を使用していません。RCIはオシレーター系指標とされていますが、RCIの方向感を見ることでトレンドの流れを掴むものとしての利用を主に行なっています。

《文責》
株式会社コンシェルジュ 大塚亮

《注意事項》
FXの取引は損益の生じる取引です。FX等取引を行う際にはお客様自身の自己責任でお願い致します。

| 大塚亮 | 09:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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