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小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

動きも鈍く基本は戻り売りながら112.85-95を売ってみて、113.20ではストップを置いておくようなイメージ。

ショートの利食いは112.60割れで行いたい。
もし112.50が割れて下げる場合でも突っ込み売りはせず最初の下げだったら112円台前半では押し目買い場を探してみたいような気がしています。

今朝の一押し戦略はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6

よろしくお願いします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

09:01  イギリス  3月ライトムーブ住宅価格
16:00  ドイツ   2月生産者物価指数
21:30  カナダ   1月卸売売上高


先週はFOMCを始めとして日銀会合、オランダ総選挙、BOE政策会合、米国予算方針、そして週末のG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれるなど、ビッグイベントが軒並み続いた。

最も注目されたFOMC会合では予想通り政策金利を0.25%引き上げたが、既に織り込み済み。
注目の金利見通しも前回と変わらず年3回となり市場では失望感が広がりドルは全面安。
114円後半にいたドル円は113円前半まで下落した。

一方、オランダ総選挙は極右政党である自由党の議席が伸び悩んだことでユーロ買いに安心感が広がり上昇。
日銀は政策金利を据え置き、長期金利誘導幅も維持。
緩和政策が維持されることが確認された。

BOEも現行の政策金利と買取プログラム据え置きを決定。
しかし、フォーブス委員だけが0.25%の利上げを主張するなど、今後利上げ期待が高まりポンドは上昇。
ユーロもオーストリア中銀総裁が「利上げは軌道上にある。」と発言したことでユーロは上昇を加速させた。
予算方針は特に具体的なものは示されなかったが、5月の予算教書に持ち越されたことでドルへの売り圧力は限定的となった。

週末のG20では為替に関して「為替の急変は世界経済の安定に悪影響を与える」とした表現にとどまった。
ただ、一週間を通してドルは主要通貨に対して全面安となった。

一方、原油価格は冴えない動きとなったことで市場に不安感が広がったものの、NY株式市場は更なる利上げ期待が後退したことで堅調な地合いとなった。
結果的にリスクオフの円安は見られず、ドルの弱さだけが目立った。

先週は主なイベントが終了したことで市場に安心感が広がり始めるとみている。
ただ、先週ドル売りが進んだことでドル買いは慎重にスタートしそうだ。

米雇用統計を始め最近発表される米経済指標は好調な米経済を現すものだ。
大きなイベントは当面ない中で、今週は米経済指標の結果を改めて見直すようならドル買いや株価上昇のきっかけになる。

米長期金利は依然としてショートポジションが残る中で大きな上昇は見込めない一方で、リスクオンの円売りが強まる可能性が高い。
ユーロやポンド、そして資源国通貨を中心としたクロス円の買いに注目が集まりそうだ。




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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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