小林芳彦・今朝の一押し戦略
小林芳彦・今朝の一押し戦略
< 米ドル円 朝の一手>
おはようございます。
先週金曜日は夜9時半からこんなに下がるのかというくらいの下落でびっくりしました。
ショートが溜まり過ぎたこともあって112.728までショートカバーしましたが、戻り上値は確かに重たいです。
というのも、先週の値動きから俄かドルロングが増えて(円ショート)下がっても113.70すら割れずという底堅い展開であったため、相当数の参加者が113円台ミドル以下は買いというイメージを持っていたのではないでしょうか。
それがイエレン議長の議会証言で梯子を外され、更に米経済指標が予想比悪かったことから、113.00割れのストップが激しくあっという間に112.265へ。
溜まったショートが一旦は112.728までショートカバーしましたが、逃げ切れないロングの解き売りで上値は依然重たく112.50割れへ。
金曜日引けは112.54でしたが、ほぼ窓は開かずの祭日スタートとなっています。
112.70-80は重たそうで113.00バックに引きつけて戻り売りイメージで、金曜日の急落でも売り潰せなかった112.25以下112.00にかけては当然厚い買いオーダーが刺さっているのでしょうから、その手前112.30以下で利食いするイメージです。
東京が休場のためそれほど大きな値動きにはならないと思いますので、まずは売り目で様子見していたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。
本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6
よろしくお願いします。
<本日の為替相場のポイントと予想>
08:01 イギリス 7月ライトムーブ住宅価格
11:00 中国 6月小売売上高
11:00 中国 6月鉱工業生産
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産
21:30 米国 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 カナダ 5月対カナダ証券投資額
先週はイエレン議長の議会証言を受けFRBの利上げペースが鈍化するとの見方が広がる中で消費者物価指数などの結果を受けドル全面安となった。
先週はトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と会談したことが伝わり政治リスクの高まりからドル円は下落に転じた。
ドルへの懸念が高まるなかイエレン議長が議会証言でハト派的な発言をしたことでドルはさらに下落。
イエレン議長やその他のメンバーが軟調なインフレに対する懸念を示す中で週末に発表された米6月消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことでドル売りの動きが加速。
週初に114円ミドルまで上昇したドル円も112円前半に押し戻された。
一方、NYダウは連日最高値を更新。
原油価格も週間在庫の減少などから堅調な地合いが続きリスクオンの動きが広がった。
また、カナダが政策金利を米国に続いて引き下げるなど世界的な低金利時代の転換を示す先駆けとなった。
この動きを受けクロス円全般に買いが進行。特に資源国通貨に対する円売りの動きが目立つ。
今週は日銀政策会合やECB理事会が開かれることからクロス円を中心とした円売りの動きがさらに高まる可能性が高いとみる。
日銀政策会合では今後も異次元緩和の継続が示されるとみられるなかで、ECB理事会ではQE縮小に向けたスケジュールを9月の理事会で検討するとの内容が示されそうだ。
他の各国中銀も緩和政策の転換に動き始めればドルが売られやすい地合いとなる一方、日銀だけが緩和政策の継続を示すことで円売りの動きも同時に強まる。
結果的にドル円の上値も限定的となることから、買いを入れるのであればクロス円の方がパフォーマンスは高くなる。
特に、ここにきて豪ドルやカナダドル、ランドなどの資源国通貨で対円での上昇が目立つと同時にポンドの買いも強まっている。
ただ、これらは急速な上昇に伴う調整の売りが強まる可能性もあり十分注意したい。
一旦下落が始まれば損切りを巻き込みながら予想外の下落幅となりやすい。
一旦ポジションを縮小して、売りが一巡したところで再度買いを入れておきたい。
今週のもう一つの注目材料としてはオバマケア修正法案の採決に注目が集まる。
過半数を得るのは難しいとされるが、もし可決されるようならトランプ政策への期待の高まりから再びドル上昇のきっかけになるので注目しておきたい。

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< 米ドル円 朝の一手>
おはようございます。
先週金曜日は夜9時半からこんなに下がるのかというくらいの下落でびっくりしました。
ショートが溜まり過ぎたこともあって112.728までショートカバーしましたが、戻り上値は確かに重たいです。
というのも、先週の値動きから俄かドルロングが増えて(円ショート)下がっても113.70すら割れずという底堅い展開であったため、相当数の参加者が113円台ミドル以下は買いというイメージを持っていたのではないでしょうか。
それがイエレン議長の議会証言で梯子を外され、更に米経済指標が予想比悪かったことから、113.00割れのストップが激しくあっという間に112.265へ。
溜まったショートが一旦は112.728までショートカバーしましたが、逃げ切れないロングの解き売りで上値は依然重たく112.50割れへ。
金曜日引けは112.54でしたが、ほぼ窓は開かずの祭日スタートとなっています。
112.70-80は重たそうで113.00バックに引きつけて戻り売りイメージで、金曜日の急落でも売り潰せなかった112.25以下112.00にかけては当然厚い買いオーダーが刺さっているのでしょうから、その手前112.30以下で利食いするイメージです。
東京が休場のためそれほど大きな値動きにはならないと思いますので、まずは売り目で様子見していたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。
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08:01 イギリス 7月ライトムーブ住宅価格
11:00 中国 6月小売売上高
11:00 中国 6月鉱工業生産
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産
21:30 米国 7月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 カナダ 5月対カナダ証券投資額
先週はイエレン議長の議会証言を受けFRBの利上げペースが鈍化するとの見方が広がる中で消費者物価指数などの結果を受けドル全面安となった。
先週はトランプ大統領の長男が選挙中にロシア人弁護士と会談したことが伝わり政治リスクの高まりからドル円は下落に転じた。
ドルへの懸念が高まるなかイエレン議長が議会証言でハト派的な発言をしたことでドルはさらに下落。
イエレン議長やその他のメンバーが軟調なインフレに対する懸念を示す中で週末に発表された米6月消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことでドル売りの動きが加速。
週初に114円ミドルまで上昇したドル円も112円前半に押し戻された。
一方、NYダウは連日最高値を更新。
原油価格も週間在庫の減少などから堅調な地合いが続きリスクオンの動きが広がった。
また、カナダが政策金利を米国に続いて引き下げるなど世界的な低金利時代の転換を示す先駆けとなった。
この動きを受けクロス円全般に買いが進行。特に資源国通貨に対する円売りの動きが目立つ。
今週は日銀政策会合やECB理事会が開かれることからクロス円を中心とした円売りの動きがさらに高まる可能性が高いとみる。
日銀政策会合では今後も異次元緩和の継続が示されるとみられるなかで、ECB理事会ではQE縮小に向けたスケジュールを9月の理事会で検討するとの内容が示されそうだ。
他の各国中銀も緩和政策の転換に動き始めればドルが売られやすい地合いとなる一方、日銀だけが緩和政策の継続を示すことで円売りの動きも同時に強まる。
結果的にドル円の上値も限定的となることから、買いを入れるのであればクロス円の方がパフォーマンスは高くなる。
特に、ここにきて豪ドルやカナダドル、ランドなどの資源国通貨で対円での上昇が目立つと同時にポンドの買いも強まっている。
ただ、これらは急速な上昇に伴う調整の売りが強まる可能性もあり十分注意したい。
一旦下落が始まれば損切りを巻き込みながら予想外の下落幅となりやすい。
一旦ポジションを縮小して、売りが一巡したところで再度買いを入れておきたい。
今週のもう一つの注目材料としてはオバマケア修正法案の採決に注目が集まる。
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