小林芳彦・今朝の一押し戦略
小林芳彦・今朝の一押し戦略
< 米ドル円 朝の一手>
おはようございます。
昨日は朝方アジア時間の112.794、欧州時間の112.882、そしてNY時間の112.835とそれぞれの市場で上値追いをやったのですがドル円は112.90が遠かったでした。
オセアニア安値は112.517、アジア時間は112.556、NY時間は112.568と112.573で下値が止まっていましたが112.50割れからストップ的な売りが出てドル円は下落。
ユーロ円の下落が引き金となったと思われます。
米11月小売売上高が予想を上回ると112.83まで強含む場面もあったものの、欧州時間の112.88を越せず昨日の安値を割り込むと売りが強まり、ドル円は112.07円まで急落しました。
ユーロ円は133.76高値から132.25まで大きな戻りもないまま急落しています。
背景はルビオ共和党上院議員が現状の税制改革法案に賛成せず、リー同党上院議員も態度を保留しているとのニュース。
ルビオ議員は子供を持つ労働世帯の減税につながる子供の税額控除が一段と拡大されなければ反対する方針。
ホワイトハウスは、子供の税額控除を巡って、引き続きルビオ氏と協議する方針であるといいます。
これに加えて、ロイターニュースでは他の上院共和党の議員の態度を紹介。
ボブ・コーカー上院議員(共和党)は、税制改革法案が財政赤字の拡大につながるとの懸念を改めて表明。
スーザン・コリンズ上院議員(共和党)も、税制改革法案に医療保険制度改革法(オバマケア)見直しが盛り込まれたことなどを理由に、法案を支持するかどうか態度を表明していません。
上下両院の共和党指導部が13日に法案の一本化で合意しましたが、52対48という僅差の上院だけに上院共和党から3人以上の造反者が出れば法案を可決できなくなります。
これでリスク回避の動きとなって債券買い(金利低下)・株安に反応し米10年債利回りも一時2.38%台まで上昇していたが、2.34%台まで低下。
112.00には大きなオプションがあって111円台後半は下げ止まる可能性が高いのですが、法案成立安心感や利上げを織り込んでドル買いしていた向きの投げ売りもあって112円台ミドルから後半は重たくなってきている状況です。
112.50‐60ゾーンが昨日の下落前のサポートでしたので、この水準が今は上値抵抗線でしょう。
方針は基本は戻り売りですが、112.20-15以下は買い戻し優先で。
111円台後半は突っ込み売りはやるつもりはありません。
さあて5・10日でどこまで仲値にかけて戻すのか注目です。
本日もよろしくお願い申し上げます。
本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6
よろしくお願いします。
<本日の為替相場のポイントと予想>
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資
19:00 ユーロ 10月貿易収支
22:30 カナダ 10月製造業出荷
22:30 米国 12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:15 米国 11月鉱工業生産
23:15 米国 11月設備稼働率
30:00 米国 10月対米証券投資
FOMC会合、ECB理事会、そしてBOE政策会合が開かれたことで目先材料出尽くし感が広がり全体にポジション調整の動きが進んだ。
昨日の未明に開かれたFOMC会合では予想通り利上げが実施され、同時に来年の利上げ見通しが変わらなかったもののドルは下落に転じた。
東京市場では日経平均株価が軟調な地合いで推移する中ドル円も動意が乏しかった。
欧州市場ではECB理事会が開かれ予想通り政策金利は据え置かれた。
経済見通しでは全般に上方修正されたことでユーロ買いが進んだもののインフレ見通しが引き下げられたことで反落。
ポジション調整の巻き戻しが入った模様。
BOE政策会合も予想通り政策金利が据え置かれ将来の利上げは限定的かつ緩やかなものになるとの見方が示されポンドの動きは限られた。
NY時間に発表された米11月小売売上高が0.8%と予想の0.3%を大きく上回りドルが上昇したもののその後下落に転じている。
注目の米税制改革法案は一部の共和党議員の反対や賛否を決めかねているとの報道もありドル円は下落幅を拡大。
材料出尽くし感もあり全般にポジション調整の動きが目立つ一日となった。
本日も税制改革の行方が市場の焦点になると思われるが、メインイベントが通過したことで相場は膠着状態に入る可能性が高い。
クリスマス休暇に近づく中で流動性が低下しており予想外の動きには注意したい。

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< 米ドル円 朝の一手>
おはようございます。
昨日は朝方アジア時間の112.794、欧州時間の112.882、そしてNY時間の112.835とそれぞれの市場で上値追いをやったのですがドル円は112.90が遠かったでした。
オセアニア安値は112.517、アジア時間は112.556、NY時間は112.568と112.573で下値が止まっていましたが112.50割れからストップ的な売りが出てドル円は下落。
ユーロ円の下落が引き金となったと思われます。
米11月小売売上高が予想を上回ると112.83まで強含む場面もあったものの、欧州時間の112.88を越せず昨日の安値を割り込むと売りが強まり、ドル円は112.07円まで急落しました。
ユーロ円は133.76高値から132.25まで大きな戻りもないまま急落しています。
背景はルビオ共和党上院議員が現状の税制改革法案に賛成せず、リー同党上院議員も態度を保留しているとのニュース。
ルビオ議員は子供を持つ労働世帯の減税につながる子供の税額控除が一段と拡大されなければ反対する方針。
ホワイトハウスは、子供の税額控除を巡って、引き続きルビオ氏と協議する方針であるといいます。
これに加えて、ロイターニュースでは他の上院共和党の議員の態度を紹介。
ボブ・コーカー上院議員(共和党)は、税制改革法案が財政赤字の拡大につながるとの懸念を改めて表明。
スーザン・コリンズ上院議員(共和党)も、税制改革法案に医療保険制度改革法(オバマケア)見直しが盛り込まれたことなどを理由に、法案を支持するかどうか態度を表明していません。
上下両院の共和党指導部が13日に法案の一本化で合意しましたが、52対48という僅差の上院だけに上院共和党から3人以上の造反者が出れば法案を可決できなくなります。
これでリスク回避の動きとなって債券買い(金利低下)・株安に反応し米10年債利回りも一時2.38%台まで上昇していたが、2.34%台まで低下。
112.00には大きなオプションがあって111円台後半は下げ止まる可能性が高いのですが、法案成立安心感や利上げを織り込んでドル買いしていた向きの投げ売りもあって112円台ミドルから後半は重たくなってきている状況です。
112.50‐60ゾーンが昨日の下落前のサポートでしたので、この水準が今は上値抵抗線でしょう。
方針は基本は戻り売りですが、112.20-15以下は買い戻し優先で。
111円台後半は突っ込み売りはやるつもりはありません。
さあて5・10日でどこまで仲値にかけて戻すのか注目です。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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よろしくお願いします。
<本日の為替相場のポイントと予想>
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
08:50 日本 10-12月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資
19:00 ユーロ 10月貿易収支
22:30 カナダ 10月製造業出荷
22:30 米国 12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:15 米国 11月鉱工業生産
23:15 米国 11月設備稼働率
30:00 米国 10月対米証券投資
FOMC会合、ECB理事会、そしてBOE政策会合が開かれたことで目先材料出尽くし感が広がり全体にポジション調整の動きが進んだ。
昨日の未明に開かれたFOMC会合では予想通り利上げが実施され、同時に来年の利上げ見通しが変わらなかったもののドルは下落に転じた。
東京市場では日経平均株価が軟調な地合いで推移する中ドル円も動意が乏しかった。
欧州市場ではECB理事会が開かれ予想通り政策金利は据え置かれた。
経済見通しでは全般に上方修正されたことでユーロ買いが進んだもののインフレ見通しが引き下げられたことで反落。
ポジション調整の巻き戻しが入った模様。
BOE政策会合も予想通り政策金利が据え置かれ将来の利上げは限定的かつ緩やかなものになるとの見方が示されポンドの動きは限られた。
NY時間に発表された米11月小売売上高が0.8%と予想の0.3%を大きく上回りドルが上昇したもののその後下落に転じている。
注目の米税制改革法案は一部の共和党議員の反対や賛否を決めかねているとの報道もありドル円は下落幅を拡大。
材料出尽くし感もあり全般にポジション調整の動きが目立つ一日となった。
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クリスマス休暇に近づく中で流動性が低下しており予想外の動きには注意したい。

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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑